2008年 最上小国川治水計画に関する申し入れ
2008年1月23日
山形県知事 齋藤 弘 様
日本共産党山形県委員会
県委員長 後藤 太刀味
日本共産党山形県議団
団 長 笹山 一夫
渡辺 ゆり子
日頃、県政発展のためにご尽力を頂いていることに敬意を表します。
「最上小国川ダム問題」は、大手ゼネコン奉仕の公共事業か、持続的な地域振興とまちづくりを展望した住民本位の公共事業か、が問われる県民全体の問題だと考えます。
日本共産党山形県議団は、自然科学分野をはじめとする多彩な分野の専門家集団である“国土問題研究会”とともに、ダムによらない河川改修の可能性について、調査・研究に取り組んできました。
その結果、
- 県計画の基本高水流量は過大である。
- 赤倉温泉の「虹の橋」下流にある“固定堰”によって上流川の河床が高くなり、水害の原因となっている。河床を約1m掘削することで流量を増やし、水害を防ぐことができる。
- “固定堰”を“起伏堰”に変えることで、温泉にも影響させず河床を掘削することが可能である。
ことが明らかになりました。
以上のことから下記の事項を申し入れるものです。
記
- 最上小国川ダム計画を見直し、河川改修による水害対策を行なうこと。
- 内水被害対策を実施すること。
- 水質浄化センター設置をすること。
- 景観に配慮した護岸と河道整備を行なうこと。
以上