【12月11日】

自治体を動かす避難者の声

 山形市内で開催された「福島避難者の声を聞く会」に参加してきました。避難者と支援者のパネルディスカッションから感じられるのは、重い現実です。

 「居住」「帰還」「避難」それぞれが苦しい選択で迫られ不安な状況が今も続いています。「いずれの選択をする場合でも適切な支援を求めているのです。」との訴えが胸に迫りました。
これらの声が山形県やいくつかの自治体を動かし、独自支援につながり始めています。被災者、避難者と呼んでしまっていますが、自分も含めていつ誰もがそういう立場になってもおかしくないのが現在の日本だと思います。

 想像力を発揮し共感し、要望や思いに寄り添って考えてみること、特に行政や議員に求められているのではと感じています

【11月20日】

TPP強行採決に怒り、参院で阻止を!

 安倍政権は、衆院でTPP承認と関連法を強行可決しましたが、「オバマ政権は米議会承認を断念した(米紙電子版)」と報道されているそうです。次期大統領トランプ氏は、TPPからの離脱をかかげており、発効は極めて困難な状況です。舞台は参院審議に移っています。

 条約は、衆院で議決後30日で自然成立することになっていますが、関連法案はその規定の適用を受けないそうです。「参院で法案の審議を尽くし、通させない」この声をあげ続けることが必要です。 どの国も弱肉強食をむき出しにした、米国や大企業に有利な貿易制度に反対や慎重の声があり、批准手続きに至っていない中で、日本だけが世界の流れを見ないでTPPを強行することは許せません。

 そもそも発効する見込みのないTPP協定を無理やり批准する必要はありません。力を合わせてやめさせましょう。

【10月30日】

「原発いらない」が民意

 10月16日、新潟県で柏崎刈羽原発再稼働反対を訴えた米山隆一氏が知事選で当選しました

 何人かから「良かったね」と声をかけられました。出口調査でも原発再稼働反対が6割以上だと報道されましたが、安倍政権の原発政策の行き詰まりを示すものではないでしょうか。原発の安全神話がくずれたことは、原発の震災事故で明らかです。いまだに収束せず汚染水が流出し続け、使用済み核燃料や放射性廃棄物処分の問題などが山積しています。

 各地の原発が停止したもとで「原発がなくても電気は足りているではないか」と少なくない住民が気づき、原発は決して低コストではなく、高くつくエネルギーだと実感し始めています。なにより地震列島の日本で原発を稼働させることの危険性を感じているのです。全国各地で、そしてこの山形でも「原発反対、再稼働するな」の粘り強い運動が続いています。原発をやめて自然エネルギー、再生可能エネルギーへの転換を!

【10月16日】

綱領を語り、日本の未来を語り合う集い

10月8日、日本共産党県委員会と村山地区委員会主催で「綱領を語り、日本の未来を語り合う集い」が開催され、司会を務めました。講師で党副委員長の市田忠義参院議員は7月の参院選での野党統一候補実現をめぐるエピソードを交えながら、綱領の統一戦線について記した部分を読み上げ、「国民的な共同と団結をめざすこの運動は始まったばかり、ともに進めていこう」と呼びかけました。

党内外の方々が笑ったり、うなずいたりしながら聞き入る姿を見て、憲法の条文中の言葉を思い浮かべました。「12条、この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によってこれを保持しなければならない」

そう考える人が着実に増えているのを感じます。

【9月25日】

収穫を喜べる秋に

実りの秋、稲刈りや果実の収穫で楽しみな季節です。日本の食料自給率は40%未満のままであるにもかかわらず安倍政権は、さらに農産物の輸入を進め、食の安全を脅かす危険が指摘されているTPP協定の国会批准を狙っています。

 しかし、参院選での東北5県での野党統一候補の勝利は、明らかにTPP反対の意思を表明したことになるのではないでしょうか。
 黒塗りの資料や与党の公約違反に対する怒りは続いています。まもなく臨時国会が始まります。県議会にも「TPP協定を批准しないこと」を求める請願が提出されています。「実りの秋」を心から祝えるように力を合わせましょう。

【9月11日】

国民負担増に不安も増大

参院選が終わったと思ったら社会保障改悪の話が報道されています。高齢者の医療費引き上げ、介護保険のさらなる改悪の動きなど、「これ以上負担が増えたらどうしていったらいいんだ」などの声が様々な集まりで聞かれます。

一方で「持続可能な制度のために社会保障費は抑制しなければならない。」「消費税増税を延期したのだからしかたない」と世論を押さえ込む言説も聞かれます。みなさんどう考えますか。
そもそも、いのちや健康にかかわることを財源の有無で議論すること自体おかしなアベコベ政治だと思います。将来の不安を解消していくような考え方、税金の集め方、使い方の議論を巻き起こしていかなければと考えています。そのためにもおおいに暮らしの土台となる「社会保障の充実を」の声を広げていきたい。

【7月24日】

参院選で示されたもの

 参院選で東北は5県で野党統一候補が勝利しました。憲法違反の安保法制強行や大企業本位のアベノミクス経済政策、TPP推進にノーの審判が下りました。

 選挙期間中多く聞かれたのは、アベノミクス効果の「実感がない」「くらし、営業が上向きになるようにしてほしい」「憲法改悪は絶対だめだ」などの声でした。直前の議会質問も地方政治の場から県民の皆さんの声を代弁しようと項目を考えました。経済格差と貧困の増大は、地方にこそより大きな悪影響と打撃を与えています。しかし矛盾が大きいところにこそはね返すバネの力があります。今回の選挙でそれが示されました。
 
 日本共産党としては、3名から6名へ、福島県のいわぶち友さんが比例代表で初当選、東北の声を届ける若く頼もしい女性政治家です。高橋ちづ子衆院議員、紙とも子参院議員ともども東北の女性パワーはすごいです。地方議員との連携もさらに強まります。私も県政の場であらためてしっかり役割を果たして行きたいと思ってます。

【6月5日】

―改悪に慣れるなー

 5月22日、高齢期運動実行委員会主催による第4回山形県高齢者大会に参加しました。その中で篠崎次男氏の「高齢者は黙っていられない」と題した講演を印象深く聴きました。

 篠崎氏は「下流老人といわれるような状況があり、年金削減や生命を粗末にされる高齢者が存在している。私たちは社会保障の改悪に慣れっこになっているのではないか。反省しなければならない。」「今、若い人たちが『保育園落ちた』の声を上げ、政治を動かしている」と指摘し、全国の高齢者運動の発展を訴えていました。

 高齢者運動に限らず多くの分野にいえることではないでしょうか。ひとりひとりの人間がそれぞれの立場から怒りや「こう生きたい」と発言していくことから連帯が生まれ、政治や社会を良く変えていく力がわいてきます。 参院選目前です。大いに主権者として声を上げていきましょう。私も議員としてともに大きい声を上げていきたい。

【5月15日】

参院選勝利を!雨のメーデー

 5月1日、第71回山形県中央メーデーが開催され、約300名が集いました。雨の中でしたが、参加者のみなさんの表情は明るく、パレードでも元気にスローガンを訴えていました。なんと言っても参院選で野党統一候補が実現し、山形選挙区で舟山やすえさんが決定したことが勇気を与えています。「安保法制=戦争法は廃止を」「安倍暴走政治ストップ」の多くの声が野党統一の背中を押しました。

 石山ひろゆき選挙区候補を取り下げ、比例候補とした日本共産党にも英断を評価する感謝の葉書や電話がよせられています。(村山地区委員会)

 全国の1人区では既に20選挙区以上で野党統一候補が決定しています。メーデー参加者のみなさんと参院選勝利を誓いあいました。そして政党として野党統一を呼びかけてきた日本共産党を躍進させなければと強く思っているところです。
5月21日の日本共産党演説会にはぜひご参加ください。

【4月10日】

原発ゼロを言い続けよう

福島原発事故から5年たっても収束せず、汚染水処理もめどがたたず深刻化している状況ですが、政府は原発エネルギー使用を前提に再稼働や輸出を推進しています。しかし、多くの国民は、この間の実感として●原発の安全神話が崩壊したこと●原発事故の災害は自然災害と違った異質の影響をもたらすこと●原発が稼働しなくとも電気が足りていたこと、などを経験しました。 そして放射能廃棄物の処分の困難さも知りました。世論調査を見ても「原発はゼロに」が過半数であり、全国で市民運動が粘り強く続けられています。

私も市内の金曜デモなどに時々参加していますが、街の人の視線が暖かいです。つえをついていた高齢女性が、手をふって「がんばって」とこえをかけたり、商店や飲食店の人が出てきて拍手をしたりという場面もあります。それだけ共通の思いの人が存在するということでしょう。原発ゼロを言い続けましょう。

【3月27日】

政治動かす当事者の声

 「保育園落ちた」のブログが国会で取り上げられ政権を動かしています。日本共産党の田村智子参院議員は、待機児童ゼロの自治体でも実際はカウントされていない待機者が多数いることの実態を示して衝撃を与えました。

 日本共産党はこの間、地方議会でも国会でも認可保育園増設や保育士の処遇改善などを取り上げてきました が、ここにきて当事者のママたちの怒りが爆発しました。

 非正規などの低賃金労働者が増加しています。共働きで子育てする家庭が多い中、保育所が十分でなければ死活問題です。表面だけ「女性活躍」などと言ってみてもこれでは、女性も男性もつぶれてしまいます。県内も4月時点では、待機児童ゼロとなるのですが、年度途中では、山形市などで待機児が出てしまいます。安心して子供を産み育てることができるような環境整備、最低賃金引き上げや正社員が当たり前の社会、長時間労働の削減、子育て支援などを当事者の声や運動でともに前進させたい。・

【2月28日】

学ぶ意欲つぶす高学費

 進学の時期ですが、悩みは学費です。「ほんとは大学に行きたいけど短大でがまんする」「兄が大学に行ったから私は就職する」「ひとり親家庭なので大学はムリ」などの声が聞かれます。

 大学進学してもアルバイトで勉強ができない、奨学金が返済できない現実も指摘されています。大学運営費交付金が減らされれば授業料引上げにつながることが国会で明らかにされました。

 教育の機会均等といわれますが、経済的格差が学ぶ意欲や若者の希望をつぶしています。経済的格差の影響が、学力にも及んでいるとの指摘もあります。世界でも異常なこの高学費を何とかしなければと思います。
 18歳選挙権実施も目前です。大いに訴えていきます。

【2月7日】

街頭宣伝 誰かが聞いている

 市議団や石山参院候補と時々街頭宣伝を行っていますが、このごろは取り上げたいテーマが多すぎて困るくらいです。 甘利大臣の政治とお金の問題、消費税増税や社会保障改悪、TPP大筋合意などあまりに安倍政権の暴走政治がひどいからです。

 こういう時だからこそ、日本共産党の元気な姿を示したいと県民の皆さんの声や地方政治の課題とあわせて訴えています。今は必ず安保法制=戦争法廃止の2000万署名運動や党が提唱する国民連合政府について話し、参院選での勝利を呼びかけています。思いがけないところで「がんばっていましたね」「手を振ったんだけどわかった?」「安倍さんひどすぎる共産党がんばれ」など声をかけられます。どこかで誰かが見て聞いているんですね。継続は力なりです。

【1月10日】

2016年 政治を動かす主権者の力

戦後70年となる昨年、安保関連法=戦争法が国会で強行可決されました。
しかし、その事が多くの国民の関心と怒りを呼び起こし、さまざまな学習会や集会、そして活動へとつながりました。そんな場で近所の人と出会ったり、思いがけない人から「じっとしていられなくて来た」話しかけられた経験を持ちました。一人ひとりが自分で考え立ち上がっています。この動きは、もはや止まらない、さらに進んでいくことを実感しています。

 憲法13条は、個人の生命、自由、幸福追求の権利の尊重をかかげています。現政権の力ずくの暴走政治が国民の権利を押しつぶそうとしていることを肌で感じはじめた人が増えています。主権者は私たち国民。政府こそ憲法を守る義務があります。「立憲主義、民主主義を取り戻そう」の声、主権者の力を大いに示していく年にしたい。

 2016年 ともに前進しましょう。